PEEK注入ポート

PORT（ポート）とは

輸液ポート（PORT）は、埋め込み式静脈カテーテルシステムとも呼ばれ、体内に完全に埋め込むことができる密閉型静脈輸液システムです。その80％はがん治療や化学療法薬の投与に使用され、静脈内輸液、経腸栄養、血液製剤、血液検体の採取などにも利用できます。PORTは、あらゆる性質の異なる薬剤の投与に使用することができます。

完全埋め込み式輸液ポート（略して輸液ポート）は、皮下に完全に埋め込み、長期間体内に留置する密閉型静脈輸液システムです。上大静脈に位置するカテーテル部分と、皮下に埋め込まれる注射座（ポート）部分で構成されます。内頸静脈または鎖骨下静脈を穿刺してカテーテルを挿入し、その先端を上大静脈に到達させ、鎖骨窩にポート座を埋め込み、カテーテルと接続する方法です。これは、患者の静脈内輸液のための長期的な静脈路となります。埋め込み部位により、胸壁ポートと上腕ポートの2種類に分けられ、薬剤投与、輸液、栄養補給、輸血、採血などに使用できます。

インプラントグレードのPEEK材料は、優れた物理的・化学的特性、X線透過性、生体適合性を備えており、骨腫瘍、形成外科、脊椎、膝関節、頭蓋顔面修復の分野で金属や他の高性能樹脂の一部を成功裡に置き換えています。

AKSOPEEK の利点

従来の輸液ポートと比較した、AKSOPEEK製輸液ポートの利点は何ですか？

1. 優れた生体適合性。

2. 低密度で、金属製PEEKポートよりも軽量で装着感が快適。

3. PEEKは断熱性に優れ、入浴や日光浴時に熱がこもりにくい。

4. PEEK自体に抗菌性があり、長期間埋め込んでも感染を起こしにくく、合併症を軽減。

5. PEEKは耐食性に優れ、注入する薬液と反応しにくい。

6. PEEKは耐放射線性に優れ、放射線療法や化学療法の影響を受けない。

当社の強み

1. 国内で最も早くPEEK材料の研究開発・生産に携わった企業の一つとして、江蘇君華は医療産業におけるPEEKの応用を非常に重視し、医療用インプラントグレードPEEK材料の研究開発・生産に取り組んできました。インプラントグレードPEEK材料のペレット、ロッド、プレート、および3Dプリント用PEEKフィラメントを供給可能です。

2. 16年にわたる生産と技術の蓄積を経て、当社は重合という源流から着手し、山東君昊高性能高分子有限公司を設立して、ポリマーインプラント用PEEK原料の開発を行っています。

3. 医療用インプラント材料の生産基準に準拠したGMP精製生産クリーンルームを設立し、インプラントグレードAKSOPEEK重合用の精製・純化設備を開発しました。これにより、インプラント用PEEK材料における重金属イオン含有量過多の問題を効果的に解決しています。

4. 当社は2020年にインプラントグレードPEEK材料のパイロット生産を開始しました。同年、ISO10993試験基準に従い、材料の各種生物学的評価を第三者機関で試験し、全ての試験結果が要求を満たしました。

5. 2021年、君華は国産インプラント用PEEK材料の国家要求「YY/T 0660-2008 外科用インプラントのためのポリエーテルエーテルケトン（PEEK）ポリマー標準仕様書」に従い、初の量産ロットのインプラントグレードAKSOPEEKを第三者機関に検査依頼し、完全な第三者試験報告書を取得しました。これにより、材料の物理化学的特性および生物学的特性において、効果的な置換が可能であることを保証しています。

インプラントグレードPEEK： その名の通り、「埋め込みデバイス」の製造に使用できるPEEK材料をインプラントグレードPEEKと呼びます。この種の材料は、整形外科インプラント消耗品（椎体間固定ケージ、靭帯修復アンカー、関節インターフェーススクリューなど）、脳神経外科用パッチ（人工頭蓋骨、顎顔面骨など）、心血管製品（心臓弁、ペースメーカー筐体など）に一般的に使用されています。近年、改質PEEK材料は、高い機械的性能が要求される歯科インプラント、外傷用骨プレートなどの製品にも広く応用され始めています。インプラントグレードPEEKは、医療グレードPEEKの生体適合性を満たすことに加え、全身毒性、遺伝毒性、発がん性、血液適合性、埋め込み反応など、より厳格な生物学的安全性要件を満たす必要があり、また「YY/T 0660-2008 外科用インプラントのためのポリエーテルエーテルケトン（PEEK）ポリマー標準仕様書」の要求にも準拠しなければなりません。

AKSOPEEK

中国のインプラントグレードPEEK材料は主に輸入に依存しています。市場のフィードバックと国家研究開発プロジェクトのニーズに基づき、君華PEEKは国産インプラントグレードPEEK材料ブランドAKSOPEEKシリーズ製品を立ち上げました。

現在に基づき、未来を見据えて。2018年、常州君華医療は正式にインプラント用PEEKプロジェクトを開始しました。現在、生物学、物理化学、老化などに関する完全な第三者報告書を取得しています。インプラント用PEEKをより良く規格化するため、インプラント用AKSOPEEKシリーズグレードを追加しました。

1) AKSOPEEK ナチュラル：インプラントグレードPEEK純材

2) AKSOPEEK HA：ハイドロキシアパタイトにより、インプラント用PEEK材料の生体適合性を向上

3) AKSOPEEK CF：短繊維カーボンファイバー強化インプラントグレードPEEK材料

4) AKSOPEEK LCF：連続カーボンファイバー強化インプラントグレードPEEK材料

応用シーン

国産医療用インプラントグレードPEEK材料AKSOPEEKは、優れた物理的・化学的特性を備え、そのX線透過性、生体適合性、および人体の骨との適合性は、同種の海外製品に劣らず、骨腫瘍、形成外科、脊椎、膝関節、頭蓋顔面修復の分野におけるPEEK材料の輸入代替を実現しています。